自分自身が事故を起こさないように気を付けるだけでなく、危ない運転をする運転手の人に対する備えも必要だなと感じています。
ちなみに、自動車だけでなく、自転車に対しても事故の備えが必要なんです。
今回は、特に子供さんがいるお父さんお母さんに見て確認して頂きたい「自転車事故」に備える保険のご紹介です。
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自転車事故に対応する保険の備えは大丈夫?
いつ巻き込まれるか分からない自転車での事故
自転車による事故は、平成17年までは増加傾向でしたが、一時期自転車関連の事故が問題視されてから減少傾向とのこと。
ここ最近、自転車の運転に対する取り締まりも強化され、悪質で危険な運転をする場合について積極的に検挙されるそうです。
自転車による事故を起こしてしまった場合
実際、自転車を運転中に事故を起こしてしまい加害者になった場合、どのような問題があるのでしょうか?
①自動車のような自賠責保険(強制保険)が付いていない
②自転車事故に対する危険意識の無さ
①自動車のような自賠責保険(強制保険)が付いていない
車には万一の事故に備えて、自賠責保険(強制保険)への加入が義務付けられていますので、最低限の被害者救済が行われます。
また、自動車保険(任意保険)にもほとんどの方が加入されているので(まだ未だに未加入の方もいらっしゃいますが…)、自賠責保険で賄えない補償を自動車保険がしてくれます。
しかし、自転車には自賠責保険のような制度はありません。
自転車は免許制度もないため、子供からお年寄りまで誰でも乗ることができます。
免許もなく誰でも乗れるというところが、事故の際トラブルを生じる原因となるのです。
②自転車事故に対する危険意識の無さ
いままで事故が起きていないから、自転車事故に対する危険意識が無いように感じられます。
例えば、自転車同士の事故だと運転中の双方に過失が出ます。
過失が出るということは、損害賠償責任が生じるということなのです。
もしそれが物だけでなく、歩行者に危害を加えてしまい、対人賠償となると高額な損害賠償になるケースもあります。
もしまだの方は、下記の自動車保険の特約をおすすめいたします。
自転車事故に備える自動車保険の特約のご紹介
いまご加入の自動車保険に、特約として「自転車事故に対する保険を付け加える」ことができます。
またこの特約は、ご自身だけでなくご家族もカバー出来ますので、必ず一家にひとつ加入されることをおすすめします。
・交通乗用具事故特約
・日常生活賠償特約
交通乗用具事故特約
まずは、ご自身が自転車を運転中に転倒してケガをした場合に補償される交通乗用具事故特約(保険会社によって名称が違います)があります。
この特約、自転車を運転中のみの補償だけでなく、歩行中に自転車と接触してケガをした場合なども補償の範囲になります。
日常生活賠償特約
次に、自転車を運転中に歩行者とぶつかり、相手にケガをさせてしまった場合に補償される日常生活賠償特約(保険会社によって名称が違います)があります。
この特約も、自転車を運転中のみの補償だけでなく、例えば子供がキャッチボールをしていて他人の家の窓ガラスを割ってしまった場合なども補償の範囲になります。
まとめ
今回は、自転車事故に対する保険の備えということで自動車保険の特約についてご紹介してきました。
これらの特約は、ご自身だけでなくご家族にも補償の範囲が適用されるため、ご家族にひとつの加入が必要です。
ただ、他にご加入されている保険で同じような補償がないか確認が必要してみてください。