
しかし、いま新車を購入しにディーラーに相談に行ってみると、
新車を契約したのに「納車は半年以上かかります」と言われる。
「その車種は注文停止になっています」
など、悲しいお知らせが…。
「いま乗っている車の車検が切れてしまう」
「仕事や子供の送迎で車が必要なのに、半年も待てない」
「契約したのに、本当に予定どおり納車されるのか不安」
「そもそも、なぜこんなに納期が長いの?」
今回は、新車の納期が大幅に遅れる理由をお伝えし、納車を少しでも早める方法や納期が待てないときの対策についてもご紹介していきます。
この記事を読むことで、
①納期が遅れる理由
②納車を早める方法
③納期が待てない場合の選択肢
を知ることができます。
●自動車ディーラーの現役営業マン
●20年以上にわたり営業一筋
●新人の頃は飛び込み営業でひたすら訪問活動を経験
●現在は本業と共に自動車関連のブログを運営
新車の納期が遅れる主な理由とは?
新車の納期は、半導体や部品の供給状況だけでなく、車種ごとの注文状況、生産ラインの稼働状況、メーカーオプション、輸送など、さまざまな要因によって変わります。

半導体・部品の供給状況
「新車を注文したのに、なぜ数ヶ月も待たなければならないのか?」
その理由の一つが、車を完成させるために必要な部品の供給状況です。
自動車1台に使われている部品数は約2~3万点以上あり、多くの半導体も用いられています。

エンジン制御やパワーステアリングといった基本性能だけでなく、カーナビやキーレスエントリー、速度を制御するクルーズコントロールやレーンキープ・アシストなど最新の運転支援システムにも半導体は幅広く使われています。
現代の自動車には、さまざまな電子制御が搭載されており、多くの半導体・電子部品が使われています。
半導体の需要が急激に高まった反面、半導体を生産できる企業や工場は世界的にも限られています。

そして、車を完成させるために必要な部品や半導体が一つでも予定通りにそろわなければ、生産や出荷のスケジュールに影響する場合があるのです。
「車はほぼ完成しているのに、一つの部品がそろわないため出荷できない」
ということも、新車の納期を考えるうえで知っておきたいポイントです。
また、部品の供給状況はメーカーや車種、グレードなどによって異なるため、同じメーカーの車でも納期に大きな差が出ることがあります。
新車の納期はどれくらい?納車までの流れと目安
一般的な新車の納期とは、お客様が希望車種をディーラーで契約をして、登録手続き等を終えたのち、車にナンバーが取り付けられた状態でお客様に届けられるまでの期間をいいます。
納車されるまでの具体的な流れは次の通りです。
① 注文・発注
②生産・輸送
③オプションの装着
④納車
新車は生産に時間がかかるため、購入して即使用できるというわけではありません。

以前は一般的に1~3ヶ月程度が目安だった
新車は注文されてから生産する(受注生産)ことが多いため、実際に所有できるまでに時間がかかります。
以前は一般的に生産には1~3ヶ月程度かかって、人気の新型車は半年近くかかる車種もありました。
現在の納期はとても不安定で車種によっても大きく異なる
しかし現在では、新車の納期はとても不安定で車種によっても大きく異なります。
先ほどご説明した部品の供給が滞って、突然納期未定になったり、当初の予定より数ヶ月遅くなることだってあります。

グレードやメーカーオプションによっても納期に差が出る

実は、グレードやボディーカラー、メーカーオプションなどによって納期が変わることがあります。

オプションが多いほど多くの工数が必要となり、その分完成まで時間が必要になるのです。

なお、車が販売店に搬入されてからも、ディーラーオプションの取り付けやコーティング施工が行われます。

納期を早めるための具体的方法とは?
「車検までには納車してほしい」
「仕事始めには必ず間に合わせたい」
新車の納期を少しでも早めたい方には次の方法が良いと思います。
①販売店を変えてみる
②在庫車・即納車がないか確認してみる
③グレードを変更する
④中古車を検討する
①販売店を変えてみる
新車の納期は販売店によっても違いがあります。

なので、僕が言うのも変ですが担当営業とあまり付き合いがないのであれば、他の販売店に行ってみて同じ仕様で納期を確認してみるのも一つの手だと思います。
②在庫車・即納車がないか確認してみる
販売店によって呼び名はさまざまですが、在庫車や即納車、要は現車があってすぐに納車できる車がないか担当営業に確認してみることです。
多少オプションが違っても許容範囲内の在庫車があれば納期は一気に短縮されます。
③グレードを変更する
先ほどお伝えした通り、グレードやメーカーオプションによっても納期は変わります。
特に、新型車はメーカーオプションによって数か月の差が出たりしますので確認が必要です。
④中古車を検討する
最後に、どうしても新車の納期が待てない方は中古車を検討されるのも一つの方法です。
今ではネットで中古車情報はいくらでも検索でき、ディーラーには認定中古車などかなり上質で高年式の中古車も数多く存在します。
「数ヶ月も待てない」という場合は、中古車サイトもご確認ください。
ちなみに、次の記事では中古車選びの注意点について解説しています。
ぜひこちらもご覧になってください。
契約時に気をつけたい3つのポイントとは?
それでは、新車の納期が大幅に遅れるいまの現状で、新車を契約する際に気をつけたい3つのポイントについて解説していきます。
①納期は変わる可能性がある
②下取車の車検日に注意
③支払いは納車してから開始
①納期は変わる可能性がある
これまでお伝えしてきたとおり新車の納期は、さまざまな要因によりさらに変わる可能性が十分にあります。
今後も部品の供給状況、戦争や自然災害等により、現在お伝えしている納期より遅くなることも…。

逆に、ボディーカラーやオプションが同じでキャンセル車が出たりすると、急激に納期が早まることだって可能性的にはあります。
いま案内がある納期はあくまで目安と考え、納期に余裕を持った行動をとることが大事です。
②下取車の車検日に注意
ディーラーの担当営業からも案内があるとは思いますが、新車を待っている間に下取車の車検が切れるケースも続出しています。
新車がメーカーの工場を出荷して、「あと○○日で納車される」と確定していれば代車等で対応することも可能でしょう。

納期がまだしばらくかかるようなら、「車検を最低限で受けて納期まで乗る」という選択肢も検討しなければなりません。
また、下取車価格にも注意が必要です。
ディーラーで納期を見越して下取車価格を提示されていれば問題ありませんが、たとえば自分で買取店にいき買取価格を聞いてそれを当てにしている場合は価格が変動する可能性があります。

買取価格が下回れば支払額の大幅な増加にもつながりますので、よくよく計画を立ててから契約をしましょう。
③支払いは納車してから開始
ローンで車を購入する場合、基本的に月々の支払いが開始されるのは納車が終わった翌々月から。
納期が半年かかれば、注文してからおよそ8ヶ月程度先からの支払い開始になるわけです。
ですので、その間に頭金を貯めることだってできます。
また納期が半年かかる場合、納期が近づいてからローンの再審査をする必要があるケースもあります。

「他の支払いが数ヶ月滞っている」
「他に大きな買い物をしてローンを組んでしまった」
など、審査に不利になる行動は避けた方がよいです。
新車の納期が遅れている際の対処法とは?
新車の納期が長期化していても、
「できるだけ早く新しい車に乗りたい」
「今の車の車検が切れるまでには乗り換えたい」
という方もいるでしょう。
そこで、新車の納車を待てない場合に検討したい3つの対処法をご紹介します。
①納期が短い車種を選ぶ
②中古車を購入する
③カーリースを利用する
①納期が短い車種を選ぶ
これまでもお伝えしてきましたが新車の納期は、
・生産状況
・部品供給
・メーカーの生産計画
・販売店への割り当て
・グレードやメーカーオプション
・在庫車の有無
などによって変わってきます。
比較的納期が早い車種であれば、以前と変わらず1~3ヶ月程度の納期の車種もありますし、在庫車なら更に納期が早くなります。なので、一度販売店に問い合わせしてみましょう。
僕の経験上、同じ車種でも販売店によって割り当て台数や抱えている在庫車が異なるケースがあります。
「納期が長い」と言われても、他の販売店に在庫車や早く納車できる車両がないか確認してみる価値はあると思います。
もし現在注文している車の納期が長い場合は、同じ車種でもグレードやオプションを変更することで納期が短くならないか、担当営業に確認してみるのも良いでしょう。
②中古車を購入する
どうしても新車の納期と折り合いがつかない場合、先ほどもお伝えした通り中古車を検討するのも良いでしょう。
中古車はすでに車両が存在するため、新車のように生産を待つ必要がありません。必要な手続きがスムーズに進めば、比較的短期間で納車できるのがメリットです。
中古車の走行距離や使用感が気になる方は、登録済未使用車を選択肢に入れるのも良いと思います。
僕の販売経験の中でも、新車の納期を待つ間の「つなぎ」として中古車を購入されるお客様も少なくありません。また、突然の事故や故障でとりあえず中古車でというケースもあります。新車を待つことが難しい場合、中古車も選択肢に入れてみるとよいでしょう。
中古車は納期が早いとお伝えしてきましたが、お目当ての中古車が見つかったら、次に考えたいのが現在乗っている車の売却です。
中古車への乗り換えでは、購入価格だけでなく、現在乗っている車をいくらで売却できるかも重要です。愛車を少しでも高く売ることができれば、乗り換えにかかる実質的な負担を抑えられる可能性があります。
「客観的な買取り相場が知りたい」
「買取業者を回るのが面倒くさい」
そんな方におすすめしたいのが「中古車買取一括査定【MOTA車買取】」。
MOTA車買取なら、Webから申し込んだ後、最大20社の査定結果を比較できます。
さらに、実際に電話などでやり取りするのは高額査定を提示した上位3社が基本となるため、複数の買取業者から何度も電話かかかってくるのが苦手な方にも向いています。
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・高額査定の買取店を比較しやすい
・実際にやり取りする業者を絞りやすい
愛車の買取相場を知りたい方は、まず複数の買取店を比較してみてはいかがでしょうか。MOTA車買取なら、Web上で査定額を比較できるため、現在の愛車がどのくらいの価格になるのか確認したい方にもおすすめです。
③カーリースを利用する
月額一定料金で車をマイカーのように利用できるカーリースを検討するのもひとつの手。
カーリースの特徴である定額払いのメリットは、「初期費用の負担が少なく、税金や保険料、メンテナンス費用がコミコミ」という点。
トヨタだと「KINTO」が有名で、他にもさまざまなカーリースがありますので、一度チェックしてみて下さい。
1万円でも下取車を高く売る方法とは?故障車でも売却できる?
最後に、あなたが大事にしてきた愛車を1万円でも高く売るための方法をご紹介しておきます。
そろそろ新車の購入を検討しようかなという人は、試乗や見積りなどで実際に販売店に行く前や行った後にでも、ネットで買取見積りをしておくことを強くおすすめします。
新車の商談では、値引き額や納期の話に意識が向き、下取車の価格までじっくり比較できないまま契約してしまうケースがあります。
僕が言うのもなんですが、ディーラーでの下取り交渉で良い条件を出すためには、新車の商談前にネットなどで買取見積りを取っておいて、ディーラーでの下取車価格の交渉材料として使うのがかなりおすすめです。
買取店で出た査定価格を持ってディーラーに交渉に行くと、「値引き+下取車価格」が別々で交渉できるので、何も知らずに行くより良い条件が引き出せる可能性があります。

逆に、ディーラーでの下取車価格を出したあとで買取店に交渉に行けば、ディーラーの下取車価格を大きく上回る買い取り額を提示してくれる場合もあるわけです。

「でも、すべての車が高く売れるわけではありません。」
年式が古い車や走行距離が多い車、事故や故障で動かなくなった車などは、一般的な中古車買取店では「値段がつかない」「下取り0円」などと言われるケースもあります。
そんなときに、選択肢の一つとして検討したいのが、故障車や走行不能車などの買取にも対応している「カーネクスト」という買取店です。
「ディーラーで下取り0円と言われた」
「故障して動かないから売れないと思っている」
「10年以上乗っていて値段がつくか心配」
そんな方は、一般的な中古車買取だけでなく、廃車・故障車の買取にも対応しているカーネクストに相談してみる方法もあります。
まとめ
今回は、「新車の納期が遅れる理由とは?納車を早める方法と納期が待てないときの対策」というテーマで解説してきました。
この新車の納期遅れは、今後もしばらく続く可能性があります。
今回ご紹介した納車を早める方法や納期が待てないときの対策を参考に、これからのカーライフを楽しんでください。












