2020年8月末に発売されてから、若い世代にも流行りのコンパクトSUVとして、あっという間に人気モデルとなったヤリスクロス。
2021年上半期には約5万台以上の販売台数になるなど、発売から1年以上が経ってもその人気は右肩上がりとなっています。
また一部改良とともに、アクティブな「Z“Adventure”」とスポーティーな「GR SPORT」2つのグレードが追加され、今までにない新たなヤリスクロスが発売。
そんな魅力たっぷりのヤリスクロスですが、いざディーラーへ行って話を聞くと、
「ヤリスクロスは注文停止しております。」
と悲しいお知らせが…。
「えっ、注文できないの!?」
今回は、ヤリスクロスの納期についてお伝えし、契約時に気をつけたいポイントについても詳しく解説していきます。
目次
【2024年9月現在】ヤリスクロスの最新納期とは?
参照:トヨタ公式サイト
トヨタ自動車は6月に国が定めた基準とは異なる方法で試験を実施したことを公表。
トヨタ自動車東日本の宮城大衡工場(宮城県大衡村)と岩手工場(岩手県金ケ崎町)で「ヤリスクロス」と「カローラフィールダー」「カローラアクシオ」の生産を停止している。
小型スポーツ多目的車(SUV)「ヤリスクロス」など認証の不備に関係する3車種について、国土交通省による基準適合性の調査が続いているため生産停止が続いているのです。
「えっ、注文できないの!?」
新車の納期が遅れる理由とは?
新車の納期が遅れている理由は大きく2つ挙げられます。
●新型コロナウイルス
半導体不足
いまの時代、いわゆる「巣ごもり需要」の高まりや「リモートワーク」の普及などの影響で、ノートパソコンやテレビなど電子機器の需要が非常に高まりました。
これら電子機器や、自動車には多くの半導体が用いられています。
いまや半導体は、自動車の生産に必要不可欠。
エンジン制御やパワーステアリングといった基本性能だけでなく、カーナビやキーレスエントリー、速度を制御するクルーズコントロールやレーンキープ・アシストなど最新の運転支援システムにも半導体は幅広く使われています。
一般的に1台当たり数十個から100個程度の半導体が必要とされていますが、自動運転など最新のシステム開発が進めば1台当たり数千個の半導体が必要と言われ、さらに半導体不足が加速する可能性があります。
半導体の需要が急激に高まった反面、半導体を生産できる企業や工場は世界的にも限られています。
新しく工場を作るには、長い期間や莫大なコストがかかると言われており、すぐに増産できるものでもありません。
なので、半導体が世界的な奪い合いとなっていて、自動車メーカーは工場の稼働停止や大幅な減産に追い込まれているのです。
新型コロナウイルス
また、新型コロナウイルスの影響も新車の納期におおきく関わっています。
先ほどお伝えした、新型コロナによるリモートワークの増加でパソコン需要が高まり、半導体の供給が追い付かない。
加えて、自動車の部品を作る東南アジアでも感染拡大による部品調達の遅れ。
さらには、メーカー側のコロナ感染対策による人手不足や濃厚接触社員の隔離期間などその影響は多岐に渡っているのです。
一般的な新車の納期はどれくらいだったのか?
一般的な新車の納期とは、お客様が希望車種をディーラーで契約をして、登録手続き等を終えたのち、車にナンバーが取り付けられた状態でお客様に届けられるまでの期間をいいます。
納車されるまでの具体的な流れは次の通りです。
1. 注文・発注
2. 生産・輸送
3. オプションの装着
4. 納車
新車は生産に時間がかかるため、購入して即使用できるというわけではありません。
新型コロナウイルスや半導体不足の影響を受ける前、一般的に新車の納期はどれくらいかかっていたのか?その目安について解説していきます。
一般的には1~3ヶ月が目安だった
新車は注文されてから生産することが多いため、実際に所有できるまでに時間がかかります。
一般的に生産には1~3ヶ月ほどかかっていて、新型車などは半年近くかかる車種もありました。
グレードによっても納期に差が出る
また、メーカーオプションを取り付ける作業は、通常の生産ラインとは異なります。
オプションが多いほど多くの工数が必要となり、その分完成まで時間が必要です。
なお、車が販売店に搬入されてから、ディーラーオプションの取り付けやコーティング施工が行われます。
取付け工場が立て込んでいたりオプションの搬入が遅れたりすると、その分納期も遅れる可能性はあります。
契約時に気をつけたい3つのポイントとは?
それでは、新車の納期が大幅に遅れるいまの現状で、ヤリスクロスを契約する際に気をつけたい3つのポイントについて解説していきます。
①納期は変わる可能性がある
②下取車の車検日に注意
③支払いは納車してから開始
①納期は変わる可能性がある
これまでお伝えしてきた新車の納期は、さまざまな要因によりさらに変わる可能性が十分にあります。
今後のコロナ感染の拡大や変異ウイルスの出現、世界的な半導体不足の長期化などにより、現在お伝えしている納期より遅くなることも。。
ですので、
「○月には納車される」と期待して旅行の計画なんかを立てていると危険です。
逆に、ボディーカラーやオプションが同じでキャンセル車が出たりすると、急激に納期が早まることだって可能性的にはあります。
いま案内がある納期はあくまで目安と考え、納期に余裕を持った行動をとることが大事です。
②下取車の車検日に注意
ディーラーの担当営業からも案内があるとは思いますが、新車を待っている間に下取車の車検が切れるケースも続出しています。
新車がメーカーの工場を出荷して、「あと○○日で納車される」と確定していれば代車等で対応することも可能でしょう。
納期がまだしばらくかかるようなら、「車検を最低限で受けて納期まで乗る」という選択肢も検討しなければなりません。
また、下取車価格にも注意が必要です。
ディーラーで納期を見越して下取車価格を提示されていれば問題ありませんが、たとえば自分で買取店にいき買取価格を聞いてそれを当てにしている場合は価格が変動する可能性があります。
買取価格が下回れば支払額の大幅な増加にもつながりますので、よくよく計画を立ててから契約をしましょう。
③支払いは納車してから開始
ローンで車を購入する場合、基本的に月々の支払いが開始されるのは納車が終わった翌々月から。
納期が半年かかれば、注文してからおよそ8ヶ月程度先からの支払い開始になるわけです。
ですので、その間に頭金を貯めることだってできます。
また納期が半年かかる場合、納期が近づいてからローンの再審査をする必要があるケースもあります。
「他の支払いが数ヶ月滞っている」
「他に大きな買い物をしてローンを組んでしまった」
など、審査に不利になる行動は避けた方がよいです。
新車の納期が遅れている際の対処法とは?
新車の納期が遅れているからと言っても、誰よりも早く新型車に乗りたい方や、どうしても乗り換えないといけない時期に差し迫っている方もいるはず。
そこで、ここからは新車の納期が遅れている際の対処法についてご紹介していきます。
①納期が短い車種を選ぶ
②中古車を購入する
③カーリースを利用する
①納期が短い車種を選ぶ
これまで「新車は納期がかかる」とお伝えしてきましたが、比較的納期の短い車種(あまり売れていない車種)もあります。
また、各ディーラーや店舗によっても、割り当て台数や抱えている在庫車が異なるため、他ディーラーを回ってみるのもひとつの手かもしれません。
②中古車を購入する
どうしても新車の納期と折り合いがつかない場合、中古車を検討するのも良いでしょう。
中古車であれば現車があるため、気に入った車さえ見つかれば2週間程度で納車が可能です。
中古車の走行距離や使用感が気になる方は、登録済未使用車を選択肢に入れるのも良いと思います。
また、ここ最近の流れで、新車が納車されるまでの「つなぎの中古車」を買われるお客様も増えています。
「中古車の買い方」については、次の記事で詳しく解説していますのでチェックしてみてください。
③カーリースを利用する
月額一定料金で車をマイカーのように利用できるカーリースを検討するのもひとつの手。
カーリースの特徴である定額払いのメリットは、「初期費用の負担が少なく、税金や保険料、メンテナンス費用がコミコミ」という点。
トヨタだと「KINTO」が有名で、一般的に納期がかかる新型車でも格段に速く納車される車種もあるので、ぜひ一度下記のURLをチェックしてみてください。
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下取車を1万円でも高く売る方法とは?
最後に、あなたが大事にしてきた下取車を1万円でも高く売るための方法をご紹介しておきます。
そろそろ新車の購入を検討しようかなという人は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前や行った後にでも、ネットで無料下取り見積りをしておくことを強くおすすめします。
新車の商談が始まると、営業マンから、
などとプレッシャーをかけられて、下取車価格をしっかりと吟味しないまま、話の流れで契約をしてしまうことが多いからです。
僕が言うのもなんですが、ディーラーでの下取り交渉で良い条件を出すためには、新車の商談前にネットなどで買取見積りを取っておいて、ディーラーでの下取車価格の交渉材料として使うのがかなりおすすめです。
買取店で出た査定価格を持ってディーラーに交渉に行くと、「値引き+下取車価格」が別々で交渉できるので、何も知らずに行くより良い条件が引き出せる可能性があります。
逆に、ディーラーでの下取車価格を出したあとで買取店に交渉に行けば、ディーラーの下取車価格を大きく上回る買い取り額を提示してくれる場合もあるわけです。
ちなみに、ここ最近テレビのCMやSNSでもよく目にするおすすめの買取りサイトはコチラ↓↓
1分程度の入力で、ざっくりとした下取車価格の相場がわかるのでとりあえず調べておいた方が良いと思います。
査定には、名前や電話番号などの個人情報の入力が必要ですが、こちらを入力しないと始まらないので入力します。
あとで買取店から査定依頼の電話がかかってきますが、これは下取車を1万円でも高く売るために必要なことなのできちんと入力しましょう。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ますからね!
売却時期がハッキリしていない人は、「とりあえず車の相場が知りたい」と言えばOK。
ディーラー下取り額が適正かどうかの判断材料として、愛車の価値を知っておくのは当然のこと。
ただ、ネットの一括査定では、①電話がジャンジャン鳴ること、②聞いたこと無い業者による高圧的な押し買い、などのストレスが挙げられます。
それらのリスクを避けるのには「MOTA一括査定」がおすすめ!
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②ネット比較&高額買取店と交渉して最高額の買取店がすぐにわかる
③高額査定の3社(最大)のみのやりとりだけでOK
通常の一括査定サイトとどこが違うのかと言うと、エントリーした時点では電話がジャンジャンかかってくることはありません。
翌日の18時までに、複数の買取店(最大20社)から査定が上がってきて、その中から査定額が高い上位3社とだけ商談をすればOKという新しいサービス。
その後、査定額上位3社だけから、実際に車を見て査定してもらうための電話連絡が入ります。
結局その3社からは電話はかかってくるのですが、通常の一括査定サイトよりは電話の件数が少なく、しかも査定額がある程度保証されている買取店からだけになるので、わずらわしさや胡散臭い業者はある程度この時点で選別が可能となります。
MOTA一括査定のデメリットとしては、
①翌日18時まで一次査定が上がってくるのを待たなくてはならないので、通常の一括査定サイトより時間がかかる
②結局現車を見ての査定勝負になるので、たくさんの買取店を集めたほうがビックリ価格が出る可能性もある
が挙げられます。
なので、一括査定に慣れている人は、通常の一括査定サイトを使ったほうが良い場合もありますし、一括査定に慣れていない人はMOTAを使ったほうが安心感があります。
めんどくさがらず、チャレンジしてみましょう!
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まとめ
今回は、ヤリスクロスの納期遅れについてお伝えし、契約時に気をつけたいポイントについても解説してきました。
新車を待つお客様の立場からすると、半年以上の納期とはとても長く感じます。
しっかりと計画を立ててから契約することが大事ですし、納期に余裕を持つことも必要ですね。