中古車の購入を検討している方の中には、
「中古車を選ぶとき、どのようなところに注意したら良いのか?」
「選んではいけない中古車って、どんな車?」
など、いろいろと気になっている方も多いと思います。
中古車選びの際に気をつけるべきポイントはいくつかありますが、ボディタイプ、車種問わず共通しておさえておきたい注意点があります。
そこで今回は、中古車を選ぶ際に必ずおさえておきたい注意点について、現役ディーラー営業マンが本音で解説していきます。
目次
中古車選びには注意が必要です!
たとえ年式・走行距離に大差がない車が複数あったとしても、事故歴やオプションの有無、部品の劣化具合が違うのです。
フレームは車の中でも特に重要な部分です。
ゆがみが大きいと、
「スピードを出すと真っ直ぐ走れない」
「タイヤが偏摩耗する」
といったケースもあり、走行中には危険が伴います。
中古車選びの注意点とは?
それでは、中古車を選ぶ際に「ここだけは押さえておきたい注意点」について解説していきます。
①修復歴車・冠水車はやめておこう
②走行距離や年式、内外装をチェック
③購入後の保証は絶対大事
①修復歴車・冠水車はやめておこう
まず第一に、「重大瑕疵」のある車はやめた方がいいです。
見た目では分からなくても、修復歴車や冠水車、塩害車などは要注意。
また、雹害車や接合車、メーター交換車などは見た目ではわからない場合が多いので注意しましょう。
中でも、修復歴車は車の骨格部位に損傷や修理跡がありますが、外見では判断できないケースがほとんど。
不安な場合は、販売店の営業スタッフに確認してみれば情報を公開してくれるはずです。
さらに、冠水車は見た目が普通でも室内に異臭がしたり、水没による錆で電装系に支障をきたしやすい状態になっているのが欠点といえます。
塩害車や雪害車は、各部位に錆やへこみがあったりするので注意が必要です。
②走行距離や年式、内外装をチェック
走行距離の目安として、1年10,000kmといわれるケースが多いため、年式と走行距離をあわせて、どれくらいの差があるか確認してみてください。
反対に、年式は古く走行距離が少ない車は乗る頻度が低く、消耗品の交換をしておらずコンディション不良の可能性があるでしょう。
走行距離・年式のどちらか一方を見て判断するのではなく、年式に対して走行距離が何kmかを確認してみましょう。
メンテナンスの記録は、整備記録簿(メンテナンスノート)で確認することができます。
オイル、バッテリーなどの消耗品類が、どれくらいの頻度で交換されているのか、どのような修理を受けたのか、整備記録簿でコンディションを確認してみましょう。
・ボディの傷やへこみなどの不具合
・ボディ下部の錆
・飛び石などガラスの傷
・タイヤの溝や劣化具合
・エンジンルーム内の汚れ具合
これら外観に関しては、目視で確認することができるので、しっかりチェックしましょう。
・タバコ臭や動物臭など室内の臭い
・シートの汚れや傷み具合
・ナビやドラレコなどの動作確認
「ナビやドラレコがうまく作動しない」なんてことも多々あるので、できれば実際に動かしてみて動作確認したいところです。
③購入後の保証は絶対大事
販売店により内容は異なりますが、中古車を購入する際に保証をつけられます。
基本的に、ディーラー系の販売店は保証が手厚く、個人の中古車販売店になるに連れて保証がない「現状渡し」などの車があったりします。
価格の安さで飛びつく気持ちはわかりますが、その後の車両の不具合で何十万円も払うことを考えれば、保証が手厚い車を買った方が結果的に良い場合もあります。
信頼できる販売店で検討しよう
新車も中古車も同じことが言えますが、「どこで買うか」が車選びでは重要なポイント。
中古車を検討する際に、担当スタッフとのコミュニケーションを通じて信頼できる店舗で購入するようにしましょう。
検討している中古車に関する質問をしたとき、納得できるまで丁寧に対応してくれるスタッフであれば信頼できます。
しかし、質問に対する回答を濁す、主観のみで話す、購入・契約を無理にすすめるスタッフは、真摯な対応とはいえません。
購入後も、消耗品の交換や車検といったメンテナンスで再来店する機会があるため、購入後のアフターフォローも安心できる店舗かも確認しておきたいポイントです。
また、ネットオークションや個人間での中古車購入はおすすめできません。
支払いに関するトラブルや、申告されていなかった不具合があるなど、問題が発生しても泣き寝入りをするケースが少なくありません。
1万円でも下取車を高く売る方法とは?
最後に、あなたが大事にしてきた下取車を1万円でも高く売るための方法をご紹介しておきます。
そろそろ車の購入を検討しようかなという人は、試乗や見積りなどで実際にディーラーに行く前や行った後にでも、ネットで無料下取り見積りをしておくことを強くおすすめします。
車の商談が始まると、営業マンから、
などとプレッシャーをかけられて、下取車価格をしっかりと吟味しないまま、話の流れで契約をしてしまうことが多いからです。
僕が言うのもなんですが、ディーラーでの下取り交渉で良い条件を出すためには、車の商談前にネットなどで買取見積りを取っておいて、ディーラーでの下取車価格の交渉材料として使うのがかなりおすすめです。
買取店で出た査定価格を持ってディーラーに交渉に行くと、「値引き+下取車価格」が別々で交渉できるので、何も知らずに行くより良い条件が引き出せる可能性があります。
逆に、ディーラーでの下取車価格を出したあとで買取店に交渉に行けば、ディーラーの下取車価格を大きく上回る買い取り額を提示してくれる場合もあるわけです。
ちなみに、ここ最近テレビのCMやSNSでもよく目にするおすすめの買取りサイトはコチラ↓↓
1分程度の入力で、ざっくりとした下取車価格の相場がわかるのでとりあえず調べておいた方が良いと思います。
査定には、名前や電話番号などの個人情報の入力が必要ですが、こちらを入力しないと始まらないので入力します。
あとで買取店から査定依頼の電話がかかってきますが、これは下取車を1万円でも高く売るために必要なことなのできちんと入力しましょう。
オプション追加できるくらい、買取額に差が出ますからね!
売却時期がハッキリしていない人は、「とりあえず車の相場が知りたい」と言えばOK。
ディーラー下取り額が適正かどうかの判断材料として、愛車の価値を知っておくのは当然のこと。
ただ、ネットの一括査定では、①電話がジャンジャン鳴ること、②聞いたこと無い業者による高圧的な押し買い、などのストレスが挙げられます。
それらのリスクを避けるのには「MOTA一括査定」がおすすめ!
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①申込み翌日18時に、最大20社の査定結果がネットで見れる
②ネット比較&高額買取店と交渉して最高額の買取店がすぐにわかる
③高額査定の3社(最大)のみのやりとりだけでOK
通常の一括査定サイトとどこが違うのかと言うと、エントリーした時点では電話がジャンジャンかかってくることはありません。
翌日の18時までに、複数の買取店(最大20社)から査定が上がってきて、その中から査定額が高い上位3社とだけ商談をすればOKという新しいサービス。
その後、査定額上位3社だけから、実際に車を見て査定してもらうための電話連絡が入ります。
結局その3社からは電話はかかってくるのですが、通常の一括査定サイトよりは電話の件数が少なく、しかも査定額がある程度保証されている買取店からだけになるので、わずらわしさや胡散臭い業者はある程度この時点で選別が可能となります。
MOTA一括査定のデメリットとしては、
①翌日18時まで一次査定が上がってくるのを待たなくてはならないので、通常の一括査定サイトより時間がかかる
②結局現車を見ての査定勝負になるので、たくさんの買取店を集めたほうがビックリ価格が出る可能性もある
が挙げられます。
なので、一括査定に慣れている人は、通常の一括査定サイトを使ったほうが良い場合もありますし、一括査定に慣れていない人はMOTAを使ったほうが安心感があります。
めんどくさがらず、チャレンジしてみましょう!
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まとめ
今回は、中古車選びの注意点はこの3つ!ディーラー営業マンが本音で解説というテーマでお話してきました。
初めて中古車を購入する人、または車に詳しくない人は、車種や車両価格ばかりを見てしまうことも多いでしょう。
中古車は、前のオーナーの扱い方でコンディションが異なるため、納得できる車であるか慎重に見極める必要があります。
見るべきポイントがわからないときは、販売店のスタッフに直接相談することをおすすめします。
見極めるポイントと今回ご紹介した注意点が把握できれば、中古車選びの幅も広がり、失敗しない最高の1台が見つかるはずです。